Hernia椎間板ヘルニア
どんな病気?
椎間板ヘルニア(ついかんばんヘルニア)とは、背骨の椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしている椎間板という軟骨の一部が後ろに飛び出すことをいいます。このとき飛び出した軟骨が付近にある神経を圧迫し、症状が出現します。首のヘルニアでは肩から腕、手に出現し、腰のヘルニアでは臀部から足にしびれや痛み、筋力低下が起こります。椎間板ヘルニアは高齢者よりも比較的若い世代に多く、10代で発症することもあります。急に重い物を持ち上げたり、中腰の姿勢を続けたり、激しいスポーツなどの腰に負担がかかる動作でおこることもあります。
椎間板ヘルニアの症状と治療
椎間板ヘルニアは主に次の症状が見られます。
- 首、肩、背中、腕や手に痛みやしびれ。
- 腰の痛み。
- 足のしびれ。
- はしが持ちにくい。
- 服のボタンがかけにくい。
椎間板ヘルニアの治療
治療法としては、保存療法と呼ばれる鎮痛剤、神経ブロック注射、コルセット、リハビリ等により痛みを取り除く療法が一般的です。保存療法で症状が良くならない場合は、外科的な手術をおこないます。